人と地球にやさしいアリーナ
人にやさしいバリアフリー設備
点字案内図(触地図)
Aゲート、Bゲートを入ったところに200レベル(2階)全体を表した触知図があります。
触知図は障害者の方が触りやすいように板面を傾けてあります。
またこの触地図は、介護者の人たちにも理解できるように、皆さんが良く見る普通の地図と触知図を重ねて作ってあります。
200レベル(2階)のトイレには視覚障害をお持ちの方がトイレ内部のレイアウトがわかるような触知図を備えたトイレもあります。
プライオリティゾーン
館内コンコースの床に黄色のレーンがあります。
これは、視覚障害をお持ちの方の誘導、車椅子使用者のルートとして配慮されているものです。200レベル(2階)のエントランス(Aゲート・Bゲート)から北側の障害者対応ゾーンまでを結んでいます。これにより、新都心駅から続く誘導ブロックによる連続的なルートが施設内へと確保されています。
音声誘導装置
音声誘導装置は視覚障害をお持ちの方のための装置です。
さいたま新都心駅の総合案内所等で貸出される携帯端末を持って、案内エリアへ入ると、そのことを知らせるブザーが鳴ります。そこでスイッチを押すと、音声案内が流れるようになっています。
車椅子席
アリーナ2階(200レベル)北側に車椅子席スペース6台分のご用意があるほか、スライド式客席(ロールバッ
ク席)の収納により、さらに多くの車椅子席を設置することが可能です。
オストメイト対応器具
けやきひろば1階およびアリーナ1階・2階トイレ計13ヵ所に人工肛門・人工膀胱対応設備が設置されています。※オストメイトとは、人工肛門・人工膀胱を持っている方を言います。
授乳室
Aゲートを入って左手に、おむつ替えシート・授乳スペースがあります。
磁気ループ席(聴覚障害者補助装置)
北側下段席上部の客席部分(約400席)の床面に埋めこんだ磁気誘導ループにより、皆さまの利用している補聴器に直接音を送ります。(対応出来ない補聴器もあります)
多機能トイレ
アリーナおよびけやきひろばのトイレ計12か所にバリアフリートイレが設置されています。
地球にやさしい環境配慮設備
太陽光発電システム
アリーナの屋根には、発電能力350kWの太陽電池があり、年間約320,000kWh発電できます。これは、一般家庭の約70軒分になります。また、二酸化炭素削減量は、年間178トンとなります。これは、広葉樹林の二酸化炭素吸収量に換算すると約35haとなり、明治神宮の森半分の面積に相当します。埼玉県では、快晴日数が全国で1位である利点を生かし、クリーンエネルギーとしての太陽光発電設備の普及に取り組んでいます。
雨水利用
アリーナの大屋根28,000平方メートルに降った雨を地下雨水槽に貯め、トイレ洗浄水や植栽の潅水として利用しています。これらの雨水利用量は、年間約19,000t(お風呂126,000杯分)になり、トイレ・植栽への水使用量の56%を補っています。
また、緊急(災害)時には、一部の雨水を濾過して飲料水として利用することが可能です。
壁面緑化
ヒートアイランド現象に対する配慮から、アリーナ東西の壁面には、つた系植物(ヘデラヘリックス)が植えられた壁面緑化ユニットが設置されています。また、これらの潅水にも、地下の貯水槽に貯えられた雨水を利用し、水資源の有効活用をしています。